さて、新年も3日。街は通常営業が始まっているのに家でうだうだしているのもアレなので、初詣も兼ねて浅草に行くことに。
うちから浅草までは、東武電車ですぐの距離。
浅草駅から大通り方面に歩き、角にあるのが神谷バー。知る人ぞ知る「電気ブラン」が有名なお店ですわね。わたしは行ったことは無いんだけど、なぜか「電気ブラン」は飲んだことがあったりして。
雷門までの大通りは歩行者天国になっていたのだけど、観光用の人力車が多数人待ちをしている。
観光地はいろいろあると思うけど、これだけの人力車が出てるのは珍しいんじゃないかな。正月は稼ぎ時か。
さて、初詣に浅草寺に行こうとして、雷門から仲見世方面に入ってみます。
さすがメインの参道だけあって、すごい人。ゆっくりと流れているようなので、注意しつつ波の中へ。
客層は、外人さん、家族連れ、カップルとさまざま。
仲見世は、お土産やらおもちゃが中心なのだけど、店の前で立ち止まってゆっくり見てられるような状態じゃあない。
だんごやら揚げ饅頭やら惹かれるものはあったのだけど、人の流れに乗りつつ横目で見るだけで。
雷門をくぐってから結構な時間が経ったと思うのだけれど、やっとのことで浅草寺の入り口までたどり着きました。
しかし、どうも現在、門を改装中らしく、きれいな門構えが見れませんでした。そういや去年行った北京でもそんな感じだった気が。
しかし、ほんとの混雑はこの浅草寺の目の前でした。
仲見世を抜けないでここに来る横道が結構あるのだけど、浅草寺におまいりするにはここを通らねばいけないので、すべてのルートがここに集約されるのが原因らしい。
名所七福神の札所ののぼりも立っているけど、そちらに近づけるような状態じゃない。お参りにのぼる階段は警察官が規制していて、順番待ち状態。そら大変だわね。
まあでも、何とかおまいりをすることができました。
お参り後は、浅草神社方面に抜ける道は混雑していたので、本殿から左手に出て、裏をぬけて行きます。
浅草寺は不思議なお寺で、境内に神社が併設されています。こちらも少し並んだのだけれど、それほど並んでるわけではなく。浅草寺の人の多さにリタイアした人が並んでいるのかもね。
これで名所七福神の大黒天、恵比寿の2箇所をお参り。
次の待乳山聖天へは、浅草神社の右の出口を抜けて、馬道どおりから言問通りを抜け、土手に近い道を北へ向かいます。
こちらは大根と巾着の飾りの入った階段のあるお寺のよう。何かいわれがあるのか、大根も売ってました。
このあたりに来るとあまり人も居ない感じで。
次の今戸神社への道には、橋げただけの今戸橋を渡ります。昔は堀があって、吉原に向かうおだいじんが船で通ったとか。
今戸神社は新撰組の沖田総司終焉の地とか、招き猫発祥の地とかいわれがあるそうです。
たまたまはとバスが付いたらしく、結構並ぶことに。
参道の横には、終焉の地の石碑が。その石碑の前では、飴細工の屋台が出ていたりして。
今戸神社から次の橋場不動尊までは少し距離がある。
土手沿いの道をゆっくり歩くのだけど、周辺は住宅地で特に見るところも無く。途中に中学校や図書館がある程度で、ほんとに静かな住宅地と言う感じ。
橋場不動尊の入り口は狭く、左右も古い住宅があるような感じ。境内には大きな木があったけど、何かいわれがあるのかもしれない。
次の石浜神社まではすぐ近く。明治通りの白鬚橋を横目で見て、ガスタンクをみながら行きます。境内には富士山信仰の山があったりするけど、なんだか新しい感じの雰囲気。建て直したのかな。
吉原大門から、この吉原神社に至る道は、昔遊郭があった吉原です。吉原大門までとはまったく違う雰囲気になるので良くわかります。通りから見える喫茶店は、なんだか普通の喫茶店とは違った、目隠しがあったり、スーツを着た客引きの男性が立っていたり、現在のソープも結構立ち並んでいます。
吉原神社の境内にも、今と昔の吉原の地図があったり、風情があります。
吉原神社から鷲神社は近いのですが、どうも細い道を行かねばならなかったらしく、道を間違えて少々迷ってしまいました。
この鷲神社は熊手の酉の市発祥の地のようで、こちらにもはとバスが訪れていました。そのせいで、かなり並ぶことに。
せっかくなので、お参り後におみくじを引いて休憩。
おみくじの運は吉。今年は良いことあると良いな。
浅草名所七福神は、全部で9箇所を回るのだけど、そこそこ名所(などころ)を回れるようにできているので、合羽橋もコースに入っています。
さすがに3日なので、営業しているお店は少ない感じだけど、道具屋の雰囲気は伝わってきます。
通りの中心部には、カッパ太郎の黄金像が。どういういわれがあるんだろうね。
さて、やっとのことで到達した最終目的地、矢先神社。この本殿の天井絵は、馬に乗った歴史上の人物を書かれた物で、映画、ラストサムライのガイドブックにも使われたとか。
矢先というのは、浅草三十三間堂の通し矢にちなんで付いているとか。
さて、半日かけて浅草を回ったわけですが、帰りは浅草ROXそばにあるつくばエクスプレスの浅草駅から替えることに。
しかし、浅草だけでなく南千住とか三ノ輪あたりまで歩いたような気がするけど、正月になまった体にはちょうど良かったかな。
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