Nasca展を見た

散歩・小旅行

来週はGWですが、その前に、今、上野の国立科学博物館でやっている「Nasca展」を見てきました。
世界遺産ナスカ展 国立科学博物館
TBS『世界遺産 ナスカ展―地上絵の創造者たち』(割引券あり)
実はその前日に、日立 世界ふしぎ発見!ナスカはここから始まった 巨大地上絵の新事実
が放映されていたので、ちょーっと混んでるかなと不安になりつつ。

本館横D-51前地図

開館時間を少し過ぎた11時ごろ。ちょうど小雨がぱらつきそうな曇り空。入り口には少し人が並んでいる状態。この列の並びは、入場券を買う人の並びで、前売り券を持っている人はすぐに入れるよう。でも、入り口では
「ナスカ展は10分待ちでーす」
という声が。やっぱり、結構混雑しているのか。


チケットを買って入り口を抜けると、新館横に案内される。そこにはもうそこそこの入場待ちの列が。やっぱり、入場制限が行われているらしい。うーむ。
それでもわりとすぐに入れて、エスカレーターに乗って地下の展示室へ。展示室内はやっぱりすごい人。休みの子供や、おばちゃん、女性と、客層はさまざま。展示はまず、土器やら文化の紹介から。
Nasca文化の時代は、紀元前300年から紀元後600年だそうな。日本で言うと、弥生時代から飛鳥時代というところか。
そういえば、世界には「あすか(aska)」に関連する遺跡があり、そこは超自然的な文明があったという本を読んだことがある。
たとえば、アラスカ、マダガスカル、アステカ、ナスカ、クスコーなど。これらは巨石遺跡のある場所であり、宇宙人にも関連するのではないかと。その証拠に、日本ではアスカの音に、飛ぶ鳥という文字を当てているのではないかとか。
Nasca展の話に戻すと、そこには鉄の文化がなかったというけど、土器は不思議な形をしていて、色とりどりの文様が。いま、インテリアとしておいてあっても遜色ないくらい美しい。ふーむ。
こういった発掘品は、盗掘やらいろいろな理由から、発掘場所や状況が不明であったり、贋作が多かったりするそうな。それも大変だわね。
土器の色彩と合わせて、中盤に展示されている、ミイラを覆っていたマントの図柄など、美術品としてもかなりのものだと思う。
中盤、目を引いたのは、黒目の残った子供のミイラと、大きな穴の開いた頭蓋骨。
ミイラと頭蓋骨
この頭蓋骨、ナスカ時代の手術跡だそうだけど、石のナイフで頭を切開して、頭蓋骨を削って、その後少しの間生きていた形跡があるとは。
これを見ていたお客さんの一人は、
「これ、穴あけた時点で普通死ぬよね」
なんて会話を。そうだよなあ。この時代にそんなテクニックがあったとは到底思えない。
この辺のことについては、頭部穿孔 – Wikipediaにも説明がある。
ナスカの人たちは、戦った相手の頭を、記念にトロフィーとして持つ文化を持っていたので、人間の頭蓋骨の中がどうなっていたかとかは、詳しかったのかも知れない。
最後、やっとナスカ展の目玉、ナスカの地上絵の展示と映像へ。ほんとに一番最後に、13分ほどの映像があるのだけど、これはなかなか気持ちが良い。地上絵は1つ30mほどで、飛行機で飛ぶとやっと見えるような大きさなのだけど、ぐるりとそれらを回ってくれる。ただ、CGで、実際の映像ではないんだよね。それでもなかなか楽しめました。
出たところにはお土産やがあったのだけど、あまりめぼしいものはなし。Nasca金太郎飴や、Nascaまんじゅうなんてどうなのよ?
ただひとつ、Nascaの地上絵のそばの川原の石に、地上絵の図案を書いた「Nasca石」は良いかなと思ったのだけど、その辺の石に絵を描いてもわからんもんねえ。
一通り回って入り口を見てみると、すでに人がいっぱいで、列は40分待ちらしい。休日に来るなら、開館時間と同時くらいで無いとつらいかもね。

プロフィール
サクラキャンドル

 都内在住。理系高校理系大学を経て、電機関係の会社でリーマンやってます。
 仕事内容とサイトの内容はほとんど関係がなく、趣味の延長線上でいろいろと紹介します。
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農場主の漫遊記

コメント

  1. 里奈 より:

    阿多氏も今度大分であるのでいきます楽しみで---す

  2. サクラローレル より:

    いらっしゃいませ。上野ではなかなか見ごたえのあるイベントでしたよ。
    調べてみたら、確かに大分でもやるみたいですね。規模は一緒かな。
    ぜひ、ナスカ饅頭をお土産にどぞw

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