今日はギリシャ展をやっている国立西洋美術館へ。お盆過ぎたので、空いてるだろうか。
先日の古代オリエント博物館では、インドの絵画の展示があった。ヒンズー教は、土着宗教の神様を敵にしないで取り込むところは神道に近いかもしれない。
ヒンズー教の中心はシバとビシュヌとその眷属の神話で、仏陀さえビシュヌの化身とか。キリスト教やイスラム教では、他の宗教の神様は悪魔として取り込んでるところがちょっと違う。
そういや、ギリシャはキリスト教圏だけど、オリンポスの神々はどんな扱いなんだっけ?宗教ではないんかな。
行きの電車の中ではそんなことを考えてつつ、古代ギリシャ展を見た。さすが国立西洋美術館。さすが大英博物館。大理石の石像が人の肌に見える美しさ。常設展のモネもよかった。
中の説明にも書かれていたけれど、キリスト教の普及にともない、神々の偶像と見なされた大理石の石像は破壊されたものもあるんだと。ブロンズ像は溶かして武器に。
その中でも興味を引かれたのは当時の風俗。紀元前の時代も、酒飲んで騒ぐのはいまとそう変わらないという。そんな日曜品や嗜好品としてのツボや彫刻が美術品として発掘される事実。
現在の電子化されたデータや紙は1000年残ると思えないけど、レジンなんかのフィギュアは1000年残りそうだね。あと、土器ではなくてペットボトルと空き缶。
展示されていた大理石の石像は、表面が劣化してこまかな彫刻は削れてしまっているけれど、人の肌の部分は逆にすべらかになったのかも。そういう点では、時間が完成度を高める例とも言えるのかもね。
コメント
ギリシャ展、よかったですよね!我々は9月に行きました。私は彫刻好きなので、彫刻エリアにかじりついていました。サクラローレルさん、美術お好きなのですねー!次はどの展示を狙っていますか?私は・・・美術ではありませんが、やっぱり「北京故宮博物院200選」です。
あら、お久しぶりです。
私は美術よりかは歴史寄りが多いです。日本、世界ともに。
故宮博物院は、確か蔵出しの宝物がでてくるんでしたっけか?
ここんとこはどうにも情報入れてないですね。この記事も9月のものを何とか更新してる感じですし。