伊豆・下田漫遊

国内旅行

さて、年も暮れてあと2日。恒例の年末旅行に来ているのだけれど、メンバーのほとんどは車。わたしは電車でのんびりと。
このまえは熱海で途中下車して、周辺を観光したのだけれど、今回は熱川が宿泊地なので、そのまま伊豆急の終点「下田」まで行って観光しようかなと。

黒船号地図

東京から、東海道線で熱海まで。そこから伊東方面の乗り換えホームに行ってみると、黒い列車が停車中。伊豆急名物黒船号らしい。これはラッキー

車内の様子

別に指定席があるわけではないので、車内をずっと歩いてみる。
大きな窓に、それに向かうようにイスが備え付けてある。こちらは海側なので、電車に乗っていても広大な海が見えるように工夫されているようだ。
一番前と後ろは展望車で、こちらも景色が楽しめるようになっている。

金目鯛と小あじの寿司

発車したら、早速弁当を。今日のお弁当は、伊豆名物の金目鯛を使った寿司。

弁当の中

軽く酢締めされたネタと、ご飯がなかなかおいしい。金目鯛の旬は11月~4月とのことで、今がおいしい時期のようだ。

オーシャンビュー地図

伊豆の海岸沿いを走って、熱川付近では雨が降ってきたけれど、それほどでもなく。熱海から下田までは1時間以上かかるのだけれど、熱川を過ぎれば後30分ほど。伊豆急一番のビュースポットは稲取周辺らしい。このあたりは本当に岸壁沿いを走るので、眼下に海が広がる。
これ以降は山の中に入ってしまって、終点まで海とお別れとなる。

下田駅地図

下田の駅は伊豆急行の終点なのだけれど、ここはJRのビュー踊り子も乗り入れしているらしく、並んで終点に。

下田の駅前は普通に栄えた場所のようだ。海の前だけれど、観光地は5分ほど歩く。海岸から山の間の平地部分に住宅地や商店街が広がっていて、お寺はその山すそに並んでいる。まずは、お寺の方から。

宝福寺地図

1つめは、唐人お吉記念館のある、宝福寺へ。
唐人お吉は、初代駐日総領事のハリスが病気になった時に看病していた人で、外国人と関わったことで偏見を持たれて自殺した人らしい。そのお墓がこのお寺にある。
このお寺は、もう1つの名所のようなものがあって、勝海舟が脱藩した坂本竜馬の許しを山内容堂に許しをこうた場所ということらしい。ふむ。

ペリーロード地図

そのまま、まいまい通りをまっすぐ歩いても良いのだけれど、ガイドブックには「ハンギングバスケット通り」という、通り沿いに花のバスケットの飾られた通りがあるとのことなので、そちらへ。
その道は、観光客もそこそこいたのだけれど、普通の商店街の細い道に、ところどころに花が飾ってあるだけ。みなガイドブックにだまされたようだ。
そんなこんなで、川沿いのペリーロードに到着。ここを山の方に歩くと、了仙寺がある。

了仙寺地図

了仙寺は、ペリー艦隊が下田に入稿後、和親条約の協議が行われて下田条約の結ばれた場所。教科書にある絵のままの本堂がそのまま残っている。
残念ながら、裏手は切り開かれて住宅地になっているし、右手にはスーパーマーケットまであるので、興ざめするけれど、左手の山すその墓地は面影が残っているので、そちら側を見つつ。

カノン砲地図

作られたレトロ調のお店の並ぶペリーロードにもどって、海に向かう。その途中にはカノン砲がある。これ、まちのいたるところにおいてあるので、別段珍しくも感じないのだけれど、まあ、下田情緒があるわね。

下田港

港沿いの道を、駅方面に戻るとみなと通り。こちらへ戻らず、伊豆半島のへさき方面に行く。

ペリー像地図

そこには、ペリー艦隊来航記念の像が。ここから上陸して、さっきの了仙寺に行ったのか。

海上保安庁の船地図

記念碑のところまでは歩道があって、山側には下田公園があるらしいのだけれど、そのまま下田港沿いの車道を歩いていくと、フェリー乗り場と海上保安庁の建物がある。就航はしていないようで、事務所は閉まったまんま。海上には船がとまっているけど。

島への防波堤地図

海上には島も見えて、そこまでは防波堤を伝って行くことができるらしい。今日は結構な釣り人でにぎわっていた。
誘惑に駆られて、わたしも防波堤の上に。

黒船号

歩いていると、どうも潮が満ちてきたらしく、途中から歩ける場所が少なく。釣り人の邪魔にもなりそうだし、中間で断念。
と、下田港から黒船が出航していく姿が。遊覧船もあったんだねえ。

半島周辺地図

元の道を少し行くと、店の横にまた小さな島が見える。もう少し歩けば水族館があるようなので、そっちまで行ってみるか。

回り込んだところ地図

山沿いを回りこむと、なんだか侵食された岩場が眼下に広がる。ここを少し歩けば水族館だな。

水族館地図

建物に近づくと、にわかに歓声が上がる。どうも、いるかのショーをやっているらしい。いるかのプールは外にあるようで、ここからもジャンプするいるかが見える。
ここへ来るのは、下田駅から歩いて来る人は少ないらしく、駐車場やバス停には結構な人がいるようだ。

海がめ水槽

水族館の入り口には、海がめの水槽が。子供が騒いでいたけれど、これ、触ってしまえるよね。
そこそこ歩いて、時間もかかったので、ここからはバスで駅に戻る。バスの中は、外国人の方でいっぱいだった。下田にも来るんだなあ。

熱川駅地図

さて、伊豆急下田の駅から熱川までは30分ほど。電車賃は800円。なんだか高いけれど、他に路線が無いもんな。

熱川源泉地図

今日の宿は、熱川第一ホテル。来る前に見た地図でも、携帯のGPS地図でも、駅のすぐそばにあることはわかっている。でも、まっすぐ行く道はなく、大きく回りこんでるものだけ。何でかなと思ったら、駅の横が山になっていて、その上らしい。うんむ。

熱川第一ホテル入り口地図

なんとか入り口を見つけてロビーに入ると、「お車ですか?」と聞かれる。いえ、駅から歩いてきましたというと、ちょっと驚かれた。まあでも、歩けない距離では無いわな。高低差がきついけど。

夕食

そして、温泉,夕食,酒盛りのコース。どうもわたしは酒に弱くなってしまったようで、酒盛りの時にはもうごろごろした状態。年齢的な物かなあ。今年もいろいろあったからなあ。
まあそんなこんなで、熱川の夜はふける。

プロフィール
サクラキャンドル

 都内在住。理系高校理系大学を経て、電機関係の会社でリーマンやってます。
 仕事内容とサイトの内容はほとんど関係がなく、趣味の延長線上でいろいろと紹介します。
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