しんちゃんの町と温泉

　仕事や職場の引越しはやっと落ち着いたんだが、背中や首がバリバリ言ってる。泳いでくるか？

　そういうわけで、電車に乗って春日部に来たんだが。
　ここは「しんちゃん」の町。くれよんしんちゃんで出てくる町のモデルになった町。

　とはいっても、普通の地方都市の小さな駅。駅前にしんちゃんの看板のあるビルと、アニメキャラの絵が入った羽子板が展示してあるガラスケースがある程度。ここからバスで少し行ったところに、「かすかべ温泉」というのがある。プールも併設されているので、そこで癒されてくることに。

　温泉の周りは、学校と病院、畑のように、低い建物ばかり。このど真ん中で温泉を掘って駐車場をしつらえた感じ。
　ひとしきり泳いだあとで、温泉とサウナに入って、焼き鳥とビールを楽しむ。優雅な休日だ。
　厨房から、チーンという音が聞こえた。電子レンジだろうが、出てきた焼き鳥はそれほど悪くない。冷凍技術の進歩を感じる。
　そういえば、枝豆や焼き鳥とビールを初めて合わせたのはいつなんだろう？少なくとも、江戸時代にビールは一般的ではないよな。日本の明治以降の食文化の発展には目を見張るものがある。
ビールが回りはじめた、健康ランドの仮眠室にて。

　ゆっくりしていたら、最終の送迎バスの時間が。このバスは無料で、近くの駅まで送ってくれるが、早くなくなるほうの駅に向かわねばならない。
　外は雨。でも、バスで駅近くまで送ってくれるので安心だ。

　そんな感じで、帰りは違う駅にて。良い感じの休日だった。